履き心地のために、次に再考したのは“芯”でした。
靴には型を保持するための芯が入っています。
つま先・かかと・土踏まず・・・全体に入っているものも。
今回のローファーでは、この芯をできるだけ柔らかく
または使わず、且つ美しいフォルムを目指しました。
『思ったより柔らかいね!履いてみないと分からないものだね!』
これは、先日このローファーをご試着下さったお客様のお言葉。
パッと見の印象は革靴然。しかし履くとスリッパーのような柔らかさ。
この一言にはニヤリとしてしまいました。
ローファーは靴紐などによる微調節ができないため
甲の高さは通常の革靴より低く設定するのですが、
このことが悪さをし、人によってはベルト部分が締め付けて痛い・・
という問題が起こる場合があります。
このストレスを解消する為に、履き口は大胆に広げ
ベルトは前方に移動しました。
その結果、つま先の長さを強調するのではなく、
甲を美しく見せ、足全体が綺麗に見えるデザインになりました。
機能とデザインが融合した瞬間です。
つづく
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